2011年11月14日月曜日

万一の備えを!

皆さんこんにちは、総務・企画部の西村です。当社では、現在、セコム山陰㈱さんにご指導をいただきながら、BCP(事業継続計画)の策定を進めています。BCPとは、災害や事故等により会社の事業の継続が難しくなった場合に備え、早期復旧のためのマニュアルや予防対策について計画を立てるものです。

BCPについては、新型インフルエンザの流行が心配された時期に少し勉強をしていましたが、東日本大震災の発生を機に本格的に策定に取り掛かることにしました。特に、この度の震災で宮城県で被害に遭われた同業者の㈱オイルプラントナトリさんがBCPを発動していち早く復旧に取り組んでおられる姿に感銘を受けたことが大きいです。廃棄物処理は電気や水道などと等しく、皆様の生活を支えるライフラインという認識のもと当社も見習って策定を進めることにいたしました。

策定は社長を中心とした各部署長によって、毎月1~2回会議を開催して進めております。当初は防災計画のようなものをイメージしていましたが、予想外に細かいところまで決めておく必要があり、メンバー一同毎回頭を悩ませております。例えば、本社事務所が災害等によって使えなくなり、連絡も取れない場合はどこに集合するのか、緊急対策本部はどのような時に発動するのか、従業員の安否確認の方法は?、道路が通行困難になったら?、収集車両が使えない状態になったら?等、あらゆる事象を想定しなければなりません。

ただ、この計画を策定する中で改めて認識したことがあります。それは「お客様の期待」です。例えば、収集がストップしてしまった場合、どれくらいであればお客様はお待ちいただけるのかということを考えました。そして、お客様がお待ちいただける期間内に復旧を目指す、あるいは、代替方法にて収集を再開するといった方法を考えていきます。「すべてはお客様に安心で快適な環境を提供するために」という当社の経営理念を、不測の事態にも実践できるようしっかりとした計画を策定してまいりたいと思います。

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